出版物

新刊書 『平成林業逸史』

『平成林業逸史』大日本山林会ではこれまで、『明治林業逸史(正・続)』(1931年、2009年復刻)、『昭和林業逸史』(2007年)を刊行してきました。「逸史」とは、「正史」から漏れた事柄のことであり、こうした「平成期」におけるさまざまな事柄-「逸史」につき現場で関わってこられた方々に語っていただき、『山林』誌上にて掲載してきました。
このたび、特集「平成林業逸史」を終了したことに伴い、1冊にまとめて書籍として刊行することといたしました。

  • 大日本山林会編 A5判 718頁 定価 9,900円(税・送料込)(会員価格:9,000円(税・送料込))

目 次

『平成林業逸史』刊行の辞(沢田治雄)

政策一般
平成期における政策転換について(田家邦明)/平成初期における木材貿易情勢―ウルグアイランド終結をめぐって―(沼田正俊)/京都会議も終盤に大混乱―森林の取扱いを巡って―(井出光俊)/新流通・加工システム、新生産システムの立案に関わって(山田壽夫)/「森林環境税」と「森林環境譲与税」成立までの経緯(辻一幸)/違法伐採対策の経緯とその展開について―グリーン購入法による違法伐採対策とクリーンウッド法の制定―(上河潔)/観光と地域振興(大浦由美)/メディアから見た平成期における日本林業(赤堀楠雄)

林業経営
吉野林業における伐出体系の変遷(岡橋清元)/FSC認証から見る日本林業(速水亨)/自伐林業としての取り組み―楽しむ林業の実践―/(橋本光治)/山長の林業経営と紀州材一貫生産体制について(榎本長治)/ノースジャパン素材流通協同組合の誕生から発展の回顧(下山裕司)

むらづくり
山里 杉沢に暮らす―暮らし考房30年の記録 その前半―(栗田和則)/共に生きるムラ―暮らし考房30年の記録 その後半―(栗田和則)/元気な村づくり(外山京太郎)/西粟倉村林業の盛衰と「百年の森林構想」(青木秀樹)/自然とともに生きる町を求めて半世紀(河野耕三)

国有林
国有林の抜本的改革(前田直登)/全林野、日林労の組織統一と国有林野事業の一般会計化/(岩﨑春良)/知床におけるダム改良の障壁と突破の秘話―公開の議論が力になる―(中村太士)/自然保護、生物多様性と国有林―「赤谷プロジェクト」という共同事業を中心に―(横山隆一)

林業技術
森林計測技術の革新と森林計画の実際(松村直人)/平成期における林業機械開発秘話(川崎智資)/林道と作業道―その歩んだみちと未来―(小原文悟)

人材育成、普及・ボランティア等
林業大学校の教育―岐阜県立森林文化アカデミーの取り組みを中心に―(横井秀一)/出会いを原動力に―レディースネットワーク・21誕生秘話―(塚本愛子)/日本型フォレスターができるまで(田村典江)/平成期における森林・林業の時代背景と森林ボランティアのひろがり(田中惣次)/多様な人々のかかわりが多様な森林を育む―森林づくりの市民団体ネットワーク「森づくりフォーラム」創立前後―(中沢和彦)/子ども樹木博士制度とその発展(木平勇吉)

野生動物・獣害
野生動物管理と森林管理(梶光一)/平成のシカ問題(小泉透)

災害・防災
平成時代における治山事業の変遷(太田猛彦)/平成3年台風19号による森林被害とその復旧/(井上明夫)/「北海道南西沖地震」函館営林支局災害復旧ドキュメント(橋本智)/脱ダム宣言から20年(片倉正行)/3.11東日本大震災と福島県の林業・木材産業(宗形芳明)/東日本大震災からの復興に向けた森林組合の取り組み(高橋幸男)/福島原発事故と県林業職(木村憲一郎)/平成26年広島市土砂災害対応に関わって(木下仁)

木材工業
平成時代における木材利用の変遷―それが進んだ経緯、現場事情等―(大熊幹章)/木材利用はどのように変わったか―木造住宅・木造建築物の変遷との関わりから―(有馬孝禮)/スギ材乾燥への挑戦―割れ防止と低コスト化を可能にした高温セット処理―(久田卓興)/ネダノンの開発の背景(神谷文夫)/平成時代における構造用集成材・CLT等の進展(林知行)/機械プレカット開発とその変遷(坂田幹人)/我が製材業の経営ビジョン―日向モデルを中心に―(堀川保幸)/国産スギ製材工場がツーバイフォー・ディメンションランバーの生産に取り組むまで(佐川広興)/日本の木材事情とCLT、バイオマス(中島浩一郎)/外周駆動ベニヤレースの開発による合板産業の発展(長谷川英生)

新素材・製紙産業
平成期における製紙産業(辻本直彦)/平成期製紙業界の側面史(上河潔)/製紙化学からナノファイバー科学への取り組み(磯貝明)/森を抜けて街に出る―セルロースナノファイバー材料の開発と実装―(矢野浩之)/我が国における木質バイオマスエネルギー利用の展開(加藤鐡夫)

林産物貿易等
日米貿易紛争と木材貿易―平成初期の紛争の背景と今後への示唆―(藤原敬)/日本産木材の輸出拡大に向けた取組(井上幹博)/木材商社の国産材ビジネス(淡中克己)/欧州木材輸入の経緯と展開(佐藤進一)/海外産業植林の展開と今後の課題―紙パルプ産業の木材原料調達史での位置づけ―(大渕弘行)/生しいたけのセーフガードの発動の記録―「やれるところまでやってみよう」と決意し突き進んだ日々―(小原文悟)

認証制度等
SGEC森林認証制度の創設とその後の展開(志賀和人)/国際森林認証制度SGEC/PEFCの実現―SGECの創設及びPEFCとの相互承認とその後―(中川清郞)/FSC森林認証の創設と普及・展開(前澤英士)/ カーボンオフセットクレジット制度の創設とその展開―民間資金が次世代の森林づくりに投入されるひとつの可能性―(藤原敬)

著者略歴

あとがき(土屋俊幸)

『「脱・国産材産地」時代の木材産業』

「脱・国産材産地」時代の木材産業 これまでの地域資源を背景に形成された地域固有の生産構造であった「国産材産地」は、現在、先進的な木材加工技術と最新の情報処理技術を背景とした木材産業革新の動きのなかで、原木の集荷範囲はかつての「産地」の範囲には収まらないほど広域化しています。それとともに、木材供給においても、これまでの「地域」ないし「産地」が担うのではなく、大規模化した木材企業が主体的に担うという構造に変化してきました。
こうした動きを本書では「脱・国産材産地」と捉え、従来の「国産材産地」とは異なる木材生産・流通構造が形成されていることを、九州から北関東、東北、北海道の地域分析をもとに明らかにし、現下の木材産業の特徴と性格を明らかにしたものです。
これは、脱「国産材」(国産材から離れる)を意味するものではなく、国産材供給を担う構造が変化したことを明らかにする意味で、「脱産地」を意図した表題です。

  • 餅田治之・遠藤日雄編 A5判 305頁 定価2,800円+税(送料込)

内容

第I部 「脱・国産材産地」時代の木材産業の諸相

第1章 「脱・国産材産地」時代の森林・林業・木材産業
第2章 「脱・国産材産地」化を進める木材産業
第3章 木材産業におけるクラスター構造
第4章 統計データからみた国産材生産の新たな構造

第II部 「脱・国産材産地」化をめぐる周辺環境

第5章 「脱・国産材産地」化を進める住宅・プレカット産業の展開
第6章 「脱・国産材産地」時代の製品加工流通
第7章 「脱・国産材産地」時代の林業経営の諸特徴

第III部 「脱・国産材産地」時代の地域的構造

第8章 北海道における資源利用の変化と新たな木材産業の形成
第9章 南東北・北関東における建築用材生産の新傾向
第10章 中国地方における新・国産材産地形成
第11章 四国における木材工業
第12章 九州における「脱・国産材産地:」時代の森林・林業・木材産業
補論

森林の世界へ出かけよう 「なでしこ」からのメッセージ

森林の世界へ出かけよう大日本山林会では2012年1月に創立130周年を迎えたことを機に、3回にわたり「森林の世界へ出かけよう」とするシンポジウムを開催し、それを1冊にとりまとめて刊行いたしました。
内容は、3回の基調講演と第1弾「森林教育のさらなる発展をめざして」、第2弾「林業復権に向けて」、第3弾「食文化で山村を元気に」と題するパネルディスカッションを取りまとめたものです。
それぞれのパネルディスカッションでは、 林業・山村の現場で活躍されている「なでしこ」のみなさまにそれぞれ話題提供をいただき、それをもとにディスカッションを行いました。
関係者はもとより、広く一般の方々にもお読みいただける書となっております。

  • 大日本山林会編 A5判 180頁 定価1,500円(税込・送料込)

内容

第1弾 森林の世界へ出かけよう ―森林教育のさらなる発展をめざして―

基調講演 森林教育の原点を求めて(小林富士雄)
パネルディスカッション 森林の世界へ出かけよう

第2弾 林業復権に向けて

基調講演 産業論の再構築と林業復権(北尾邦伸)
パネルディスカッション 林業復権に向けて ―なでしこの人間力とデザイン力への大いなる期待―

第3弾 食文化で山村を元気に― 女性たちの底力―

基調講演 森林は食文化の原点(杉浦孝蔵)
パネルディスカッション 食文化で山村を元気に

日本の森林と林業 第2版 ~森林学習のための教本~

日本の森林と林業「日本の森林と林業」の第2版を刊行いたしました。
小学生はもとより、より多くの方々にご利用いただけるようにサブタイトルを―森林学習のための教本―といたしました。
学校教育のみならず、広く現場での体験・教育活動でご活用いただける教本となっています。

  • 大日本山林会編 B5判 119頁 定価500円(税込・送料別)

内容

  • 1 ヒトと森林

    1. 大昔の森林
    2. 縄文時代の森林
    3. 人々の生活を護ってきた鎮守の森
    4. 森づくりと林業
    5. 里山の利用と管理
  • 2 森林のはたらき

    1. 木と人のイイ関係
    2. 森林の土
    3. 森林と水
    4. 二酸化炭素の吸収・固定
    5. 暮らしを守る森林
  • 3 産業としての林業

    1. 森林からの恵み
    2. 木材の旅
    3. 森林で木が大きくなるまで
    4. 木材の利用
    5. さまざまなバイオマス資源
  • 4 樹木の不思議

    1. 樹木の種類
    2. 樹木のかたちと模様
    3. 樹木の花と果実
    4. 樹木の匂い
    5. 樹木の寿命
  • 5 日本の森林と動物たち

    1. 森林の生物多様性
    2. 森林のほ乳動物
    3. 森林を育てる動物たち
    4. 動物たちによる被害の防除と保護

刊行図書のご案内

当会で発行している図書のご紹介と販売を行っています。

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図書名判型価格
森林経営の新たな展開
―団地法人経営の可能性を探る―
A5判 251頁完売しました
昭和林業逸史A5判 901頁
上製本
定価 ¥9,000
税込・送料込
戦後林政史 戦後林政史・年表A5判
本文794頁
年表637頁
定価 ¥10,000
税込・送料込
熱帯の有用樹種A5判 665頁定価 ¥6,000
税込・送料込
森林家必携(最新改訂)
直接、(財)日本森林林業振興会へお申し込みください。
03-3816-2471
三五判 759頁定価 ¥3,465(税込)
税込・送料別
スギ・ヒノキの博物学A5判 878頁定価 ¥12,000
税込・送料込
日本林業発達史A5判 609頁定価 ¥6,000
税込・送料込
「山林」分類総目録A5判 867頁定価 ¥5,000(会員2割引)
税込・送料込
選ばれた林業経営(隔年)
平成13年版~平成21年版(No.40~No.48)
各A5判
各124頁~214頁
定価 各¥1,100~1,200
税込・送料込
選ばれた林業経営(毎年)
平成23年版~令和7年版(No.50~No.64)
各A5判
各124頁~170頁
定価 各¥1,000~1,200
税込・送料込
市町村長大いに語る(1)A5判 159頁完売しました
市町村長大いに語る(2)A5判 163頁定価 ¥1,300
税込・送料込
市町村長大いに語る(3)A5判 172頁定価 ¥1,300
税込・送料込
市町村長大いに語る(4)A5判 169頁定価 ¥1,500
税込・送料込
市町村長大いに語る(5)A5判 174頁定価 ¥1,600
税込・送料込

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