小林 富士雄

  • 2006年6月9日 

     10年も前になるが、中国西北部で進行中の国際協力機構(JICA)研究協力プロジェクトの延長の話し合いと署名のため 、「寧夏回族自治区」の区都銀川(ぎんせん)に行く機会があった。銀川はかつての西夏王朝(1032-1227…

  • 2006年5月27日 

     米国の代表的林業技術者団体であるアメリカ・フォレスター協会Society of American Forestersの月刊新聞The Forestry Sourceは米国のみならず世界の林業の最新情報を公平に伝え、私の…

  • 2006年4月7日 

     近頃の新聞は連日ネパールの紛争を報じています。表面は国王の直接統治に反対する市民との争いですが、これによりマオイスト(共産党毛沢東派)と政府軍とが農村地帯で内戦状態になっている状況のほうが深刻だと思います。カトマンズで…

  • 2005年12月16日 

     平成17年11月1日、森林総合研究所が明治38年(1905)農務省山林局林業試験所として東京目黒に誕生して100年目を迎え、この記念行事が10月から11月にかけ盛大に行われました。その1つは10月19日東京・イイノホー…

  • 2005年10月11日 

     今年の山林会現地研修は10月12日から3日間、近畿中国森林管理局の協賛と岡山県・鳥取県の後援を得て、岡山・鳥取の両県で行いました。山林会研修旅行が2県にまたがるのは私の知る限りでは例のないことです。中国山地をはさんでい…

  • 2005年9月14日 

     9月に北海道を旅行してきました。息子親子と同乗のため行き先は向こう任せです。北海道は隅々まで知っているつもりでしたが、おかげで私にとって初めての場所をいくつか知りました。私の北海道も古き良き北海道になったという思いでし…

  • 2005年8月3日 

     これは、会長からのメッセージで述べた「中国の暖帯系ポプラ」に続く早生樹の話題です。今回早生樹のことを書く気になったキッカケは、先月「森林共生フォーラム」研究会のご依頼で「早生樹の資源と利用」の話をしたからです。(社)全…

  • 2005年6月25日 

     依頼出張の機会を利用して、かねてからの念願の地である岡山県旧閑谷学校を訪ねることが出来ました。閑谷学校は国宝建造物でしかも藩政時代には珍しく平民も入学できる学校として有名ですが、私のもう一つの念願は境内にある楷樹(カイ…

  • 2005年4月12日 

     4月6~7日に、吉野林業の中心地・川上村を訪ねました。別件で数年前に川上村を訪ねたことはありますが、吉野の林業経営の実態にふれるのは数十年振りのことです。今回は、吉野林材振興協議会の西本順蔵常務が同行され、川上村産業振…

  • 2005年3月26日 

     昨年12月のスマトラ沖地震によるインド洋津波はその規模においても被害においても歴史に残る自然災害でした。津波は我が国でも古くから経験しています。それにも拘わらず被害は繰り返し起きています。  長い海岸線に囲まれた日本列…